フリー素材写真の著作権|商用利用や加工、二次利用の注意点
フリー素材写真は著作権はだれのもの?
商用利用したり、画像加工してブログやチラシで使うのは大丈夫なの?
二次利用って何?!
フリー素材写真のサイトは現在たくさんありますが、フリー素材写真を利用者がどんな風に使ってもいいわけではなく、サイトやサービスによって利用のルールがあります。
フリー素材写真のサイトの利用規約は、それぞれ異なりますが、利用規約は著作権や肖像権、二次利用についての難しい単語が連なって書かれており、内容がとってもわかりにくいです。
そこで、フリー素材写真の著作権や利用するときの注意点について、わかりやすくお伝えします。
目次
フリー素材写真の著作権
フリー素材写真にも著作権があります。
フリー、つまり無料でネットからダウンロードできるフリー素材写真は
☑︎ ダウンロードした人に著作権がうつるではなく、
☑︎ 写真を撮影した人(または掲載しているフリー素材写真のサイト)が著作権を持っています。
フリー素材写真のサイトは、著作権をダウンロードした人に譲渡しているのではなく、利用規約の範囲内であれば、使用料などが発生せずに自由に写真を使える、という条件付きで利用できます。
これを一般的にロイヤルティフリーと呼んでいます。
写真の著作権
写真の著作権は、撮影した人の死後50年まで、撮影した人=著作者のものと法律で決められています。
フリー素材写真のサイトから、みなさんがダウンロードした写真の著作権も基本的には撮影した人やサイト側に著作権があります。
また、カメラマンに撮影を依頼して写真を撮影してもらった場合も、特に紙面で契約を交わさない限り、撮影した写真の著作権はカメラマン側にあります。
写真の著作権は、あくまでも撮影・創作した人(=著作者)を保護するための権利なんです。
フリー素材写真は基本ロイヤルティフリー
フリー素材写真は、基本的にロイヤルティフリーであることがほとんどです。
ロイヤルティフリーとは?
ロイヤルティフリーとは、あくまでも「利用規約や契約などでの事前の取り決めの範囲内であれば、追加の使用料の支払いなく利用できる」という意味です。
フリー素材写真の場合、「フリー」という言葉の意味から、
- ダウンロードした後、どんな風にでも自由に利用できる
- 著作権や肖像権を無視して利用できる
と思われがちです。
しかし、実際には利用規約に違反するような使い方は禁止されています。
また、フリー素材写真サイトからダウンロードした写真を利用する際に、著作権(クレジット)の表示や、モデル名を表示する必要があるサイトもあります。
「フリー」という言葉を誤解して使用してしまったがために、裁判になってしまったケースも存在します。
写真の使い方には注意が必要なのです。
当サイトでも、フリー素材写真を毎月1枚プレゼントしています。
このプレゼント写真も、趣味の範囲での利用や商用利用は可能としていますが、
作品を批判したり、アダルトコンテンツとしての利用など、撮影した人の意思に反するような使い方はしないようにお願いしています。
フリー素材写真の商用利用
では、フリー素材写真は商用利用してはいけないのでしょうか?
フリー素材写真のサイトによって異なりますが、商用利用可能としているサイトはたくさんあります。
まずは、「商用利用可」と明記しているか、チェックしてみてください。
フリー素材写真の商用利用の例
フリー素材写真を商用利用する例として代表的なのが、ブログやホームページでの利用です。
起業家のブログや、会社のホームページ、アフィリエイトサイトなど仕事として使用しているブログやサイトに使うのは、商用利用です。
しかし商用利用可能と記載があれば、どんな風に使用しても良いわけではありません。
次に、フリー素材写真が商用利用可能の場合の注意点をご紹介します!
フリー素材写真の加工
フリー素材写真を加工することは、利用規約で許可している場合、禁止している場合と両方あります。
写真の加工とは、以下のようなことを指します。
①写真に文字やイラスト入れる
②写真の一部を切り取る
以上のように、写真をそのまま使うのではなく、手を加えると写真を加工したことになります。
また、写真を反転させる、色を変える、クレジットを消すなどの行為も加工に当たります。
ブログのアイキャッチや、チラシなどの広告でフリー素材写真からダウンロードした写真を使う際は、以上のような加工をしても大丈夫かどうか利用規約をチェックしましょう。
フリー素材写真の二次利用とは?
フリー素材写真の二次利用とは
- フリー素材写真を自身のものとして公表すること
- フリー素材写真を転売・販売すること
- フリー素材写真をメインのコンテンツとして使って商品化すること
などです。
例えば・・
- ご自身のブログやSNSなどで、「私が撮影しました!」と書いたり、展示する
- フリー素材写真を使ってカレンダーやポストカードなどのグッズを作って販売する
- 販売する商品を宣伝するチラシの挿絵として使うのではなく、商品の一部として使う
以上の内容は、二次利用にあたります。
フリー素材写真の多くは、商用利用は可能ですが、商品化は禁止しています。
つまり、ご自身のサービスや商品を宣伝するためには使ってもいいけれど、ダウンロードしたフリー素材写真そのものを商品として使ってはいけないのです。
フリー素材写真のサイトで見つけた、ステキな写真にも、撮影した人つまり著作者がいて、その人の著作権を侵害したり不利益になるような使い方はできない規約となっていることがほとんどです。
フリー素材写真の使い方が正当か不安な時はどうしたら良い?
フリー素材写真の使い方が、正しいかどうか不安なときは
- 必ず利用規約をチェックする
- サイトに問い合わせる
- 著作権などに詳しい人(弁護士さんなど)に相談する
して、利用規約に違反しないか確認しましょう。
また、ブログにも問い合わせフォームを掲載しておくと安心です。
SNSで見つけた写真の転用・転載
SNSで投稿で見つけた写真も、無断で転用・転載してはいけません。
SNSで実際に起きた写真の転用例
SNSで写真を投稿した際に、【私が撮影した写真を、SNSでつながっている方がご自身の投稿で使われていた】ということがありました。
もちろん、私の写真を使った方は、気に入ってくれたから写真を保存して、使ってくれたんだと思うので、嬉しいなと思う反面、少しだけ悲しい気持ちになりました。
その写真は、販売したりフリー素材として配布していたわけではないのですが、SNSでつながっているからこそ、保存する前に
「ステキな写真だから、保存したり使ってもいい?」
と声を掛けてもらえたら、撮影した側としても、気持ちよく写真をお渡しできたなぁと感じています。
写真を販売していない場合でも、無断で使用せずに、撮影した人に確認をしてからダウンロードしたほうが、お互いに気持ちよく過ごせるのではないでしょうか?
フリー素材写真の著作権のまとめ
フリー素材写真の著作権や商用利用・加工・二次利用について解説してきました。
日常生活では使わない、わかりにくい単語が並ぶことが多い、フリー素材写真サイトの利用規約をチェックする時に、少しでも理解しやすくなれば嬉しいです!
フリー素材写真は、写真を撮った人も、使う人も心地よく利用できると良いですよね!
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